「笑うハーレキン」(道尾秀介)に寄せて。
どうも(;`Д´)y━~ボクですw
今日は本題から。
図書館に行ったときに何冊か借りてきました。
そのうちの1冊。
「笑うハーレキン」(道尾秀介)
道尾先生の作品と言えば
「向日葵の咲かない夏」で衝撃を受けた記憶があります。
というわけでどんなお話だったか。
経営していた会社も家族も失った家具職人の東口。
川辺の空き地で仲間と暮らす彼の悩みは、
貧乏神につきまとわれていることだった。
そこへ転がり込んできた謎の女・奈々恵。
川底に沈む遺体と、奇妙な家具の修理依頼。
迫りくる危険と貧乏神から、逃れることができるのか?
向日葵の咲かない夏での経験から
「貧乏神」というはっきりしないものの正体については
なにか別の者であるという予想はついていました。
序盤はダラダラと話が進んでいくかんじだったんですが、
後半から読むスピードが上がっていきました。
タイトルある「笑うハーレキン」
ハーレキンとは道化師の事。
道化師は仮面をかぶって本性を見せない存在。
主人公他、共に暮らしているホームレスたちはお互いの素性も知らず
仮面をかぶってその場限りの付き合いので助け合いながら生活をする。
その辺は我々ゲイの世界にもあることだなと思いました。
本名も本性も知らない相手とその場だけの関係を築いていく。
そして私も「だんだん」という名前をつけることで、
本名の自分とは違う何かを演じる仮面を被っています。
本性をさらけ出すことを恐れています。
彼だけに見える貧乏神の正体は?
そして世の中を捨てた主人公に再び生きる力を見出せることができるのか。
読後は、大きく何かが変わったわけではないけれど、多少希望の持てる終わり方をしてました。
では願わくばまた明日☆彡
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