今年観た映画2024ー特別編①「怪物」
どうも(;`Д´)y━~ボクですw
今日は本題から
本日は、2023年上映された作品
主な登場人物
麦野沙織・・シングルマザー。一人息子と一緒に暮らしている
保利道敏・・沙織の息子の担任教師。
麦野湊・・・沙織の息子
星川依里・・湊のクラスメイト
沙織、保利、湊と依里の3つの視点から書かれた、小さな事件を描いた作品。
結論からいうと湊が依里に恋心を抱いてしまい、同性を好きになったことへの苦悩や迷いそれが最大のテーマでした。
沙織からすれば、湊が保利から体罰や心無い言葉を投げかけられているという湊の嘘を真に受け。学校に乗り込むもあいまいな答えで濁す学校や教師たちが怪物に見え
保利からすれば、暴れる湊を押さえつけた際に手が当たって鼻血を出させたくらいなのに、学校に乗り込んできた沙織や、保利の言い分を聞かない他の教師や校長、さらには自分を貶めるために、嘘をつく湊が怪物に見え。
湊からすれば同性のクラスメイトに恋をしている自分と「普通」であること。「男らしさ」など社会からの圧が怪物に見えたという感じのお話でした。
私自身も小5くらいのころにはゲイであることを自覚はしていましたが、基本的にひねくれてますので、イケメンとはなかなか友達になれずちょっとツンツンしていたので特定の誰かを好きになるってことはなかったので何とも言えませんが、
ゲイだオカマだと、普段からクラスメイトにいじられてる依里君と仲良くしたいのにできないジレンマ(仲良くすれば自分もいじりの対象になるため)
そんな彼が愛おしくてたまらないのに、踏み出せない自分へのいら立ち
保利や沙織他、周りからの「普通であること」の見えない圧力
最後の答え合わせである、湊と依里編ではそのあたりのところがしっかり描かれていて、あまりに切なすぎて心に残りました。
校長からの言葉が湊を救いました。
湊が初めて口にした苦悩。
好きな人がいる。
でもそれを口に出すことができないから嘘をついている
幸せになれないってバレるから。
それに対しての校長の答えがこうでした。
「誰かにしか手にはいらないものは幸せって言わない。しょうもない。誰にでも手にはいるものを幸せというの。」
かなり残りました。
二人だけで過ごす秘密基地シーン。
あまりに尊くて美しくて心が震えました。
そのあと二人がどうなったのか・・は、観る人にいろんな想像を与えました。
観終わって3日くらい経ちますが、いまだに余韻に浸っています。
湊役をやった黒川想矢くん
存在感がありました。
同じ是枝監督の作品。
誰も知らないの柳楽優弥さんを彷彿とさせる存在感だと思います。
では願わくばまた明日☆彡
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