笛ニキ練習日誌

何故笛を吹くの?

心が落ち着くからさ。
気が狂ったように吹き続ければ、いやなことなんてすぐ忘れちまうぜ!

6本のリコーダー(ソプラニーノ、ソプラノジャーマン式、ソプラノバロック式、アルト、木製アルト、テナー)とオカリナを持って路上で吹いています。

「永遠の嘘をついてくれ」に寄せて

どうも(;`Д´)y━~ボクですw


今日は本題から。


最近、頭の中をリピートしている曲。


中島みゆきさんが吉田拓郎さんに書き下ろした楽曲



「永遠の嘘をついてくれ」



みゆきさんが拓郎さんの大ファンだったことからお二人には親交がありました。
みゆきさんが出した楽曲「ファイト!」を聞いたときに、拓郎さんは「自分ではこんな楽曲作れない!」と絶望し、みゆきさんに「自分の遺書のようなものになる曲を作ってくれ」と頼みます。


彼の大ファンだったみゆきさんからしたら、そんな悲しいことを言わないで。あなたの歌に何度も救われてきたのに・・


二度とそんなことを言わない代わりに・・といってOKを出して作られたのがこの楽曲。



歌詞で一番引っかかったのが2番の冒頭。


「この国を見限ってやるのは俺の方だと、追われながらほざいた友からの手紙には
上海の裏街で止んでいると、見知らぬ誰かの下手な代筆文字」


時代的なものを考えると、1960年代~70年代に起きていた学生運動かと思われます。
そこで敗れて、国を去っていった友。


それでも、探しには来るなと結んでいて、いつまでも強がっている
無様な姿をみせずに最後まで戦い抜いたヒーロー。


対する主人公は学生運動から足を洗いフツーの生活を送る。


手紙が届いたことで、主人公のなかにあるいろんな思いがあふれ出す。


いつまでもヒーローであってくれ。一度は夢を見せてくれた君じゃないか。と。


例えば、アイドル全盛期に結婚して芸能界を引退した山口百恵さん。
彼女は、引退後は一度もメディアに顔を出すことがありません。


ファンの中にある「百恵」像は、あのときのままで。
年を取った姿をファンの前に出して、幻滅させたくない。そんな思いがあるのかもしれない。



いつまでも「永遠の嘘をついてくれ」ている、いい一例かなと思います。


そんな思いを、拓郎さんにぶつけたみゆきさんからの贈り物でした。


のちに
拓郎さんのライブにみゆきさんがゲストで現れたというエピソードは、伝説のようにかたられています。




永遠の嘘をついてくれ


では願わくばまた明日☆彡